2024/01/16
家づくりは目的に非ず 前編
どうもこんにちは。代表の岡元です。
家づくりを始めるにあたって、必ずお伝えしてる事があります。
『家づくりは幸せになるための手段であって、目的ではありません。』
その家づくりは、住んでから幸せになれますか?という事です。
例えば無理なローンを組んだり、かっこいいけど性能が低くて寒かったり。住んでから苦労する事になると寂しいですよね。
叶えたい夢が具体的にあると、より手段が明確になります。私の自邸はマンションリノベーションという手段を選びましたが、叶えたい夢は『いい音響でいい珈琲を飲む。』という事でした。
オーディオ用の配管を事前に仕込んだり、使いたい機器にジャストフィットな家具を作ったり、美味しい珈琲が飲めるように全館浄水器を導入したり。自分で設計したので当たり前なのですが、その夢は叶いました。
料理好きな妻の夢は『収納が多くて使いやすいキッチンで料理がしたい。』でしたが、もちろんこちらも叶いました。
健康かつ快適に暮らしたかったので、断熱リフォームも行いました。
設備に投資した分予算が削られたので、中古マンションの19坪しかない物件でしたが、娘が2人いて4人家族で全く不自由なく幸せに暮らせています。
ローン返済も無理なくできています。
これは叶えたいことを明確にして、とにかく無駄を省いたからです。
その広さは本当に必要か?
その設備は本当に必要か?
突き詰めていくと削る事ができる事が見えてきます。
ただ、絶対に削ってはならないものが2つあります。
それは、『性能』と『ロマン』です。
(次回へ続く)