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2024/10/05

優先順位

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家づくりにおいて難しいところは、優先順位のせめぎ合いである。

意匠・機能・構造・予算。

これらのせめぎ合いは常について回る。

今日プラン打ち合わせを行った案件は、意匠性と機能性を担保しつつ、家相の条件も満たす必要があった。

プランに家相を考慮すると、家の形や間取り配置にかなりの制限がかかる。間取りを作るだけならまだしも、意匠性と機能性も同時に担保するとなると相当な難題になるのだ。

家相には『張り』『欠け』という考え方があり、建物のアウトラインに凹凸があると影響が出るため、極力四角形に近い形にしなければならない。

たが当たり前に好ましい間取りに配置するとなんともつまらないプランになってしまいがちなので、緩和条件を利用してこの張りと欠けを納める提案をした。

例えば、建物の形に凹凸があってもその空間に土間や屋根などを延長して構造上は四角形になる様にしておけば良いのだ。

何事も諦めず、問題解決の可能性を探り続ける事が肝要である。

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